New-PTFE  APVについて

New-PTFE  APV(Advanced Performance Vessels)とは

安定した分子構造と高い分子量の原料(New-PTFE M111)から、PCT(国際特許)で生産されたNew-PTFEシートはガラスクロスをラミネートして理想的なライニング材料New-PTFE APV(PCT)へとパワーアップします。

New-PTFE APVの性能

表面(接液面)
優れた平滑性を有し洗浄性を高めています。
中核部
高比重・高結晶層で構成され、薬液・ガスの透過を防いでいます。
裏面(接着面)
高結晶を抑え、タンク形状に柔軟に沿い易く、ガラスクロスとの強固な積層によりタンクとの接着強度を高めます。
New-PTFE APVの断面図
New-PTFE APVで施工されたタンク

表面平滑性

各種ライニング材料の表面(接液面)を1万倍に拡大して比較すると、APVの表面は平滑であることがわかります。特に高純度用途の洗浄性に効果を発揮します。

New-PTFE APVの写真 PTFE エッチィングの写真 NEW-PFA GB(ガラスクロス積層品)の写真 PTFE GB(ガラスクロス積層品)の写真 優れた平滑性による高い洗浄性。垂直立ち上げで生産に大きく寄与します。

耐薬液透過性

耐食性が特に優れたフッ素樹脂でも比重、結晶化度など原料および成形方法で耐薬液透過性能に大きな差がでます。
薬液透過の特に激しい98%濃硝酸で、加速試験いたしました。

屋外暴露で1.5年目の観察(2回の夏経過)でAPVの耐久性を確認
APV 2.4mmの写真 健全な状態を保っています。 APVは継続試験中ですが5年経過時にも異常は観察されませんでした。 PTFE 3.0mmの写真 薬液透過で接着剤劣化しライニング寿命に近い状態です。 PFA 2.4mmの写真 薬液透過が激しく、ライニング寿命を越えています。

溶接信頼性

タンクライニングのトラブル要因は溶接部の破壊に多く見られます。APVは溶接材のPFAと同じ側鎖をもつ分子構造を有しており、安定した溶接ができます。

New-PTFE APV、PFA、PTFEの分子構造
New-PTFE APVの分子構造の図 PFAの分子構造の図 PTFEの分子構造の図 APVは溶接の信頼性を高めました。 APV引張試験結果の写真 ライニングシートが剥離した場合も溶接部は破損致しません。 PTFE引張試験結果の写真 過去のトラブルで多い事例です。ライニングシートが剥離すると溶接部が破損します。

ガラスクロス積層安定性

曲げ加工にガラスクロスが追従できないと安定したライニング施工はできません。APVは積層強度管理を行っています。下記の写真は極端な曲げ加工試験を行った例です。
強固なガラスクロス層は母材との熱膨張差や輸送容器にかかるねじれ、振動など外力に対する緩衝材としても効果的に機能します。

New-PTFE APVの写真 高強度ガラスクロスはライニング性能を基礎から支えます。 積層不安定な製品例の写真

※上記はテスト結果であり、製品性能を保証するものではありません。

技術と品質